オンラインカジノで長くプレイしている人なら、勝利金に税金がかかることを知っているでしょうし、これまでに何度も確定申告したという人もいるでしょう。
ただ、ベラジョンカジノはオンラインカジノ初心者が初めて登録するケースも多く、勝利金が課税対象になることを知らず、申告時期になって慌てる人も少なくないようです。
ここでは、ベラジョンカジノで儲けた時に確定申告をしなければならないのはどんな人なのか、もし申告しなかった場合にどうなるのかについて解説します。
ベラジョンカジノでの儲けを出金した時に税金がかかるケース
ベラジョンカジノで勝利金を手にした場合、全てが税金の申告対象になるわけではありません。競馬やパチンコなどの賞金などと同じで、ベラジョンカジノの儲けは一時所得とみなされますが、利益が50万円を超えなければ税金はかからず、申告の必要はありません。 ただし、計算方法を間違えると本来は納税義務があるにもかかわらず、申告の必要がないと思い込んでしまい、結果として無申告になってしまうことがあります。
まず、一時所得を算出する計算式からご説明しましょう。
「一時所得=総収入額-総支出額-特別控除額(最高 50 万円)」
これだけを見るとそれほど複雑に思えないかもしれませんが、ギャンブルによる一時所得では損失額を支出として計算できない点に注意が必要です。
具体的に数字を当てはめてみると
日付 | 賭け金 | 獲得金額 | プラスマイナス |
---|---|---|---|
10月1日 | 5万円 | 20万円 | プラス15万円 |
10月10日 | 6万円 | 30万円 | プラス24万円 |
10月15日 | 20万円 | 14万円 | マイナス6万円 |
10月20日 | 10万円 | 5万円 | マイナス5万円 |
10月25日 | 10万円 | 40万円 | プラス30万円 |
単純に考えればプラスの金額が収入額、マイナスの金額が支出額に思えるので「15万円+24万円+5万円+30万円」-「6万円+5万円」=「一時所得額63万円」と計算してしまうでしょうが、実際には「15万円+24万円+5万円+30万円」=「一時所得額74万円」と計算します。
一時所得の課税対象額を算出するには特別控除額をマイナスするため「一時所得額74万円-特別控除額(最高 50万円)」で 24万円が課税対象額、納税額は「一時所得×1/2」として計算するため12万円が納税額です。
ベラジョンカジノで勝ったら課税される、負けても支出にはならないというルールを覚えておき、納税の時期に慌てずに済むよう、毎回のプレイの収支はこまめに記録しておくのがおすすめです。
ベラジョンカジノの勝利金を隠し通すことは可能?
せっかくベラジョンカジノで儲けても税金を払うと損したような気がする、何とかして儲けを隠し通せないかと思う人もいるでしょうが、ベラジョンカジノから出金したお金の流れは税務署が調べればすぐにわかることです。
出金方法に電子決済サービスを利用しようと国内銀行送金を利用しようと、ベラジョンカジノから出金したお金がいつ、いくら口座に入ったのかは記録として残っています。
そのため、競馬やパチンコなどと違って言わなければバレないということはなく、全ての入出金履歴が勝利金を受け取った証拠になってしまうということです。
脱税は犯罪!いつかはバレると心得て正直に申告を
金融機関に証拠が残っている以上、納税を逃れようと思っても無理な話で、仮に1年は税務署から何も言われなかったとしても、翌年、翌々年になっていきなり申告漏れの指摘を受けることもあります。
所得税は7年経たなければ時効にならず、正しい申告が行われなかった場合には重加算税や延滞税というペナルティも課せられますし、悪質だと判断されれば脱税の罪に問われることもあります。
税務署は延滞税や重加算税が大きくなったところであえて申告漏れを指摘することもあると言われており、そうなると元々支払うべきだった税金の倍以上の金額を支払わなければならないことも考えられるでしょう。
税金を払えないからといって自己破産しようにも、基本的にギャンブルを理由にした自己破産は認められていませんし、自宅や車、電化製品などの財産があれば、まずそれが差し押さえられるので生活にも大きな影響を与え、家族がいる人なら家庭崩壊にもなりかねないはずです。
ベラジョンカジノで大勝ちして大金を手にした時、つい気持ちが大きくなって勝利金を全て使いきってしまうという人もいますが、納税義務があることを忘れてはいけません。
納税しなければならないのは儲けた時よりもずっと後なので、その時にお金を準備しようと思ってもできない可能性についても考えておき、納税分には手を付けないことが大事です。
ベラジョンカジノで儲けたお金には納税義務がある、税金を支払わない場合にはペナルティがあることを忘れず正直に申告しましょう。
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