バカラというギャンブルは日本でいう丁半博打です。
プレイヤーかバンカーどちらが勝つか、確率は常に50%(専門的な細かい確率は抜きにして)です。
とてもシンプルで単純なこのゲームが,何故カジノの王様と言われるのか。
シンプルで単純なはずなのに、何故ここまで人を魅了するのか。
バカラに関する詳しい情報はこちらの『バカラのルール・遊び方』を参照ください。
それは良くも悪くも罫線の存在なくしては、バカラというギャンブルにここまで人は熱くならないと思います。
必勝法とまで言う人もいるこの罫線について、どう向き合っていくのか、攻略法として使えるのか、考察していきます。
バカラにおける罫線とは?
そもそも罫線とは何なのか?
罫線とはバカラにおいて、過去の勝敗を一目でわかるようにした出目表です。
その卓でプレイヤーバンカーが、何勝何敗ずつしているのかだけではなく、勝ち負けの順番さえも一目でわかるように記録されたものです。
そしてこの罫線を使って人は不確実なヒントもない次の勝敗を予想するのです。
20戦中 プレイヤー9勝 バンカー11勝
このようにただプレイヤーとバンカーの勝ち負けの数だけを教えられては、
①プレイヤーが9連勝した後に、バンカーが11連勝したのか?
②バンカーが2連勝したあと、プレイヤーとバンカーが交互に1勝ずつしてたのか?等
勝ち負けの数だけでは、細かい情報やどういった状況だったのかは全く伝わりません。こういった問題を一発で解決してくれるのが罫線です。
罫線の種類
罫線は1種類だけではなく複数あります。
しかし全ての罫線を使い次の勝敗を予想するなど絶対にしてはいけないことです。
頭がパニックになり勝負どころではなくなります。そのため、今回は軽くだけ紹介します。
・大路(ダイロ、ダァルー)
・小路(シュウロ、シャォルー)
・大眼仔(ダイガンチャイ、ダァガンツー)
・甲由路(カッチャロ)
・珠盤路(チューチャイロ)
このように沢山ありますので、今回は基本的な大路と小路について詳しく解説していきます。
大路
大路とは罫線の中でも一番の基本となる罫線です。
こちらが1番シンプルで簡単なので、すぐに覚えれると思います。
大路のルールとして、プレイヤーが青。バンカーが赤という事をまず覚えておいてください。(カジノによっては色が逆の場合がありますのでご注意ください。必ず書いてありますのでご確認を!)
大路のルール
プレイヤーかバンカーどちらか勝った方を記入する。(今回はプレイヤーとする。)
そしてプレイヤーが連勝すれば同じ列の下に記入する。
連勝すればするほど縦に記入し続ける。
そして先ほどと逆サイド(今回はバンカー)が勝てば右の列に記入する。
上記のルールをもとに、先ほどの20戦 プレイヤー9勝バンカー11勝を大路で書いてみます。
こちらの大路だとプレイヤーがまず2連勝し、その後バンカーも2連勝。
またプレイヤーが2連勝し、次にバンカーの5連勝。とこのような流れになります。
大路、ご理解いただけましたか?
小路
小路とは大路を基準にして、最新の出目が2列前の出目に対してどう動いているのかを比較して表した出目表です。
なのでプレイヤーが勝った負けたっていうよりも、2列前の出目と比較して出目の動き方を表します。
小路のルール
①大路で最新の出目と2列前の出目の動き方を比較してその結果を記入。
②記入する内容は、
・動き方が同じであれば正として🔴
・動き方が違っていれば誤として🔴を記入。
③比較対象がない場合、
・勝てば正として🔴
・負けは誤として🔴を記入。
④引き分けは何も記入しない。
以上が小路の説明になりますが、言葉だけではなかなか理解しにくいと思いますので、先ほどの大路を使って説明します。
こちらが先ほどの大路です。この大路をもとに小路を書いていくのですが、
①大路で最新の出目と2列前の出目の動き方を比較してその結果を記入。というルールがありましたので、そもそも3列目まで来ないと比較できませんので小路は始まりません。
1列目の1番始めのプレイヤーと3列目のプレイヤーからの動きを比較していきます。
分かりやすくする為に、1列目の1番始めからの罫線の動きを続と次の2つで説明していきます。
罫線の動きは同じ列に続くか次の列に移動するかの2つの動きしかありません。
連勝し同じ列で下に続く場合は続
負けて次の列に移動する場合は次
←比較はこの方向
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、3列目から始まりますので、1つ飛ばしの列の同じ場所との動きが(続か次)正なのか誤なのかを比較します。そして下図が小路の表になります。
こちらの小路を見ると明らかな流れが見て取れますね。
もともとはこちらの大路ですが、これでは流れや法則性は見えてきませんね。しかしこれを小路で見ることによって、明らかに正と誤が2回ずつ来てます。
この流れを小路の4列目の時点で気づき、賭け続ける事で6連勝を取れます。
今回のようなパターンでは、大路ではなかなか流れが掴めない、わかりにくい時にでも、小路で見てみると明らかな流れがあることに気がつけます。
まとめ
罫線を使ってバカラを攻略出来るか?
ということですがギャンブルには、もちろん必勝法は存在しないと考えるので必勝法にはなりません。
しかし攻略の糸口は見つかる!と考えます。
罫線はただの過去の記録であって、次の結果には何の影響も及ぼさない。罫線はオカルトである。
等と言われる方もいらっしゃると思います。言われている事に間違いはないと思います。過去がどうであれ次の結果は常に50%です。
そして、その結果は過去の結果の影響を受けるのかと言われると全く受けません。しかし、常識では考えられない場の流れというものが存在するのも間違いないと思います。
バカラをプレーしていれば、例えればプレイヤーの10連勝という事もそこまで珍しい事ではありません。
しかし数学的に言えば0.09%です。
これを罫線に頼って3連勝の時点で、連勝の流れが来るぞーと予想して、乗っかれば7連勝です。
2分の1の勝負を7連勝する事でも1%以下の確率です。
やはりこういった連勝は、罫線を使ってこれからの流れを予想する事で取れる勝利だと考えます。
ただし、罫線を使って予想する事が必勝法だと絶対に勘違いしてはいけません!
やはりどこまでいっても、次の結果は常に50%です。矛盾したような考察ですが、罫線は使える!でも次の結果には関係ない!
このようにどっぷり盲信するのではなく、半分信じて半分疑う。くらいのスタンスが罫線を使った1番の攻略法だと考えます。
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