バカラというギャンブルは勝率50%で配当が2倍(バンカーは1.95倍)なので、やればやるほどプラスマイナスゼロ(大数の法則により負ける)になります。
バカラのルールについては『バカラのルール・遊び方』で詳しく解説しています。
カジノ全てに言える事ですが、このバカラに必勝法はありません。
しかし攻略法やシステムベットはいくつかあります。
あくまで攻略法であり、必勝法ではありません。もちろん攻略法なので、どんなシステムベットにもメリットとデメリットがあります。
今回はその中でも31システムでバカラは攻略出来るのか!?というポイントについて考察していきたいと思います。
システムベットとは?
そもそもシステムベットとは何かを説明します。バカラにおける唯一の攻略法でもあります。
システムベットとは、ベット金額の上げ下げをルールを持ってシステム化したものです。
逆に一定の金額で賭け続ける事をフラットベットと言います。
根拠やルールを持たずに、ベット金額を上げ下げする事はシステムベットとは言いません。
ルールがあり、その通りにベット金額を変動させる事。これがシステムベットです。
31システムとは?
31システムとは別名『2連勝法』とも呼ばれるシステムベットであり、9回に分けたベットの中で、2連勝すれば利益が確定する手法です。
そのため、勝率50%で配当が2倍のギャンブルに有効なシステムベットです。
バカラはもちろんブラックジャック、ルーレットの赤黒等に使える手法だといえるでしょう。
この31システムの特徴は大きく分けて二つあり、9回のシステムベットの中で2連勝することで利益が確定し、そして失敗した時は最大で31単位の損失であることです。
1段階 1 1 1
2段階 2 2
3段階 4 4
4段階 8 8
このようにベットする金額を9回に分けて、1段階から順番にベットします。
1段階の1を基準にして2段階、3段階と2倍4倍とベット金額を上げていきます。
1段階の次は2段階、3段階と順番にベットし全ての数字を足すと31になります。これが『31システム』という名の由来になります。
1段階 1 1 1 …累計3
2段階 2 2 …累計7
3段階 4 4 …累計15
4段階 8 8 …累計31
この場合、1基準となる始めの1単位を、1ドルとした場合累計31ドルになりますが、当然1単位2ドルだと全て基準の2倍なので、累計62ドルという事になります。
そこはご自身の軍資金との割合を考えて、自分に合ったベットサイズでプレイしてください。
31システムで利益が確定するタイミング
31システムは、
1段階 1 1 1
2段階 2 2
3段階 4 4
4段階 8 8
この4段階に分けてベットしていきますが、勝利したタイミングで次は利益分を乗してベットします。
例えば1ドルで勝てば2ドルの配当ですよね?そのため、次は2ドルベットです。
8ドルで勝てば16ドルの配当なので、次は16ドルベットです。
こうする事により、どのタイミングで2連勝しても利益が出るという事です。
31システム理解度向上!問題集
1段階 1 1 1 -3ドル
2段階 2 2
3段階 4 4
4段階 8 8
Q.1
1段階で3連敗した時点で3ドルの損失です。
次は赤文字の2段階の2ドルベットです。
ここの時点でトータルベットは何ドルですか?
A.
もちろん5ドルです。
Q.2
では赤文字の2ドルベットで勝利した時点で、トータル損益はいくらですか?
A.
−1ドルです。(5ドルベットの4ドル払い出し)
Q.3
赤文字の2ドルベットで勝利し、利益分を乗した4ドルベットします。ここで勝利した場合のトータル損益はいくらですか?
A.
+3ドルです。(5ドルベットの8ドル払い出し)
このように9回の中でどこで2連勝しても、必ず利益が出るようになっているのです。
1段階 1 1 1
2段階 2 2
3段階 4 4
4段階 8 8
ここの赤文字の場合、トータルベットが…7ドル
そして2ドルベットで勝てば…4ドル払出
そして4ドルベットで勝てば…8ドル払出
トータルは…1ドルプラスです。
1段階 1(+3) 1(+2) 1 (+1)
2段階 2(+3) 2(+1)
3段階 4(+5) 4(+1)
4段階 8(+9) 8(+1)
上記がそれぞれのタイミングで確定する利益です。各段階の1回目で連勝出来れば大きな利益となります。
31システムで損失が確定するタイミング
これはもう単純に2パターンです。1つ目は単純に9連敗した場合です。
起こりにくいとは思いますが、ギャンブルをしていれば普通にありえることです。
2つ目が9回目まで2連勝出来なかった場合です。ほとんどがこちらだと思います。
4連敗して5回目で勝ったが連勝出来ずに、また4連敗した場合等です。
1段階 1(-1) 1(-2) 1 (-3)
2段階 2(-5) 2(-7)
3段階 4(-11) 4(-15)
4段階 8(-23) 8(-31)
31システムのメリット
31システムのメリットの1つは、『2連勝で利益が確定する』という点です。
利益と損失の発生条件が、圧倒的に利益を得る条件の方が易しいのです。
また負けたら賭け金を2倍に増やすマーチンゲール法に比べて賭け金の増え方が断然に緩やかなので、マーチンゲール法程の、精神ストレスがなく、さらにタイミングによっては最大で9単位もの利益が確定する点もメリットと言えます。
マーチンゲール法の短所は、賭け金が一気に膨れ上がり、どのタイミングで勝っても1単位のプラスというところでしたので、マーチンゲールの短所をカバーしたシステムベットと言えるでしょう。
マーチンゲール法に関して更に詳しく説明した記事『マーチンゲール法ーオンラインカジノ攻略・必勝法』を参照ください。
もう1つは、損失額が最大で31単位と、そこまで大きくなく一定であるという点です。
31システムのデメリット
長所と短所は表裏一体と言いますが、31システムもそうです。
2連勝出来れば利益は出るのですが、勝ちと負けを繰り返す展開では効果を発揮しません。
もう一点が大きな勝利は狙えないというところです。
利益が出る条件の方が易しい為、一度の利益は小さく損失は大きいという点がデメリットとなります。
まとめ
31システムはとても優れたバカラ攻略法です。
しかしこの攻略法を生かすも殺すもプレイヤー次第だと感じます。
バカラに必勝法はありませんので、ずっと31システムだけを永遠に続けたら、勝てるかと言われれば絶対にそんな事はありません。
もしそうだとしたらみんながそうしますし、世界中の誰もが億万長者になれます。
1サイクルにおける利益が最小で1単位と小さく、1サイクルにおける損失が最大で31単位なので、損失が利益の最大31倍です。使い方を間違えるとコツコツドカンのパターンにハマってしまいます。
小さな利益をコツコツと積み上げ、大きく損失を食らう。これはバカラにおいても、その他ギャンブル、投資でも言われる負けパターンです。
なので小さい利益でいかに上手く勝ち逃げ出来るかが重要になってきます。そしてトータルで勝ちを積み上げていく事ですね。
そしてバカラで実践してみて感じたのは、連勝ができなくなり3段階、4段階まで来るとかなり精神的に追い込まれてきます。
その時に決してルールを破らない事、プレイを始める前に31ドルの損失を受け入れる事。これが重要になってくると思います。
そして更に実践的なポイントとして、プレイヤーのみにベットするというのは、控えた方がいいかと思います。
バカラの場合はバンカーコミッションがあるので、バンカーに賭けるのを嫌がる方もいるとは思いますが、31システムは2連勝しなければいけないので、その場の流れを意識してベットする事が大事です。
バンカーのツラが出ているのに、それに逆らってプレイヤーに賭け続けると、飲み込まれてしまう危険がありますので気をつけてくださいね!
コメント