理論だけで言えばマーチンゲール法は100%負け知らず、無敵とも言える攻略法ですが実際のギャンブルはそれほど甘いものではなく理論通りにいかないことも少なくありません。
ただ、いくら負け続けても一度勝ちさえすれば利益が出るというのも事実で、だからこそ世界中のギャンブラーが使用する攻略法でもあります。
ここではルーレットのどんな賭け方にマーチンゲール法が使えるのか、実際に使用する時にはどのような手順で行うのかを徹底的に解説します。
一度の的中で利益が確定するマーチンゲール法とは
マーチンゲール法は18世紀頃から使用されている古典的なベッティングシステムで、ルーレットだけでなくFXなどの投資、競馬やマージャンなどでも使用されることがあります。
理論的に100%勝てることから極めつけの必勝法と言われることもあるほどで、いくら負けていても一度勝ちさえすれば損失を出すことはありません。
*マーチンゲール法の特徴
使用するのは主に1/2の確率で勝てる賭け方、ルーレットでは赤黒賭けやオッドイーブン賭け、ハイロー賭けなどで使えます。
麻雀や競馬などに使われることもあるので、実際には勝率1/2以外の勝負でも有効な方法ではあるものの、勝つ確率や資金のことを考えると勝率50%以下の勝負ではリスクが高すぎるでしょう。
*マーチンゲール法のメリット
極端に言えば100連敗しても101回目で勝てば損失を出すことがないのがマーチンゲール法の最大のメリットで、勝つまでやるなら負け知らずと言われる所以です。
実際には100連敗する確率はほぼゼロに等しいので、普通に考えれば5回か6回に1度は勝てるタイミングがあります。
また賭け方は非常にシンプルで難しいテクニックは不要、初めてルーレットをやる人でも使えるのがマーチンゲール法です。
*マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法のデメリットは、負け続けるとすぐに資金の限界を迎えてしまうことです。
またテーブルリミットの問題で続けることができなくなり、負けた状態で終わらざるを得ないこともあります。
さらに言うとわずか1ドルの賭け金からスタートしても10連敗すれば1000ドル以上の賭け金が必要になるため、資金が豊富になければ続きません。
10連敗する確率は0.1%しかありませんが、これが自分にだけは当てはまらないと思うのは間違いです。
運良く10連敗を免れてその時点で的中したとしても損失が増えているため、勝ったとしても実質的な利益は1ドルとなります。
連敗の確率は極めて低いもののマーチンゲール法がハイリスクローリターンであることも確かで、使用するタイミングや引き際の見極めが大事です。
マーチンゲール法はどう使う?
マーチンゲール法を使い始めるタイミングは、ルーレットで負けた時です。
赤黒など1/2の確率で的中する賭け方をしていて外したら、マーチンゲール法を使いましょう。
*使い方の手順
1回目の負けの賭け金が1ドルだった場合、次のゲームでは1ドルを上乗せして2ドルを賭けます。
2回目に負けたら2ドルを倍にして4ドルを賭ける、その後も負けたら前回のゲームの賭け金を倍にしてかけ続けるというのがマーチンゲール法の賭け方です。
1回目、2回目で外して3回目で的中させた場合、ここまでに掛けた金額は最初の1ドル、2回目の2ドル、3回目の4ドルですが、3回目に4ドルの賭け金の2倍である8ドルの賞金が得られます。
3回のゲームで8ドルの賞金を得て、7ドルの賭け金を失ったことになるため利益は1ドルです。
マーチンゲール法は一度勝った時点でリセットするので、また最初の賭け金の額から再スタートします。
3.プレイ中の注意点
オンラインカジノのルーレットでマーチンゲール法を使用する際は、テーブルリミットがネックとなります。
多くのオンラインカジノではマキシマムベットを200ドル~500ドル程度に設定しているため、連敗するとあっという間にマキシマムベットに達してしまいます。
これ以上ベットできないとなれば、その時点でマーチンゲール法が継続できなくなり負けが確定するということです。
テーブルリミットと何連敗までならベットできるのかは、プレイ前にきちんと確認しておく必要があるでしょう。
*損切ラインを決めておく
マーチンゲール法は1回勝てば良いという気持ちがあるだけに、熱くなってハマる人も少なくありません。
テーブルリミットに到達したら損切とし他のゲームをする、別の攻略法を使うなど気持ちの切り替えも必要です。
勝つまでやれば負けないマーチンゲール法は理論として100%勝てるとはいえ、資金も賭けられる金額も上限があるとすれば、そもそもの大前提から崩れることになります。
戦略としてマーチンゲール法を使用するのであれば、手順を覚えるだけでなくメリットとデメリットもしっかり頭に入れておきましょう。
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